MMD研究所によるスマホ利用者の実態調査

MMD研究所は、コロプラが提供するインターネットリサーチアプリ「スマートアンサー」を利用した『2015年版:スマートフォン利用者実態調査』の結果を公開しました。今回の調査はスマートフォンを持つ15歳以上60歳未満の男女を対象に、11月27日~28日にかけて実施。有効回答数は2750人分とのこと。

2015年版:スマートフォン利用者実態調査

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調 査の結果によると、スマートフォンの1日の利用時間は「2時間以上3時間未満」との回答が22.4パーセントと最も多く、次に「1時間以上2時間未満」の 19.1パーセント、「3時間以上4時間未満」の15.5パーセントと続いています。10時間以上使用しているスマホ中毒な人が4.3パーセントもいる実 態にも驚きです。

メー ルやメッセージの利用頻度について質問すると、キャリアメールで最も多かった回答は「1~10回」の42.6パーセント、SNSは「0回」の53.7パー セント、LINEは「1~10回」の50.7パーセント。LINEは0回が13.1パーセントとほかよりかなり低く、メッセージのやり取りがSMSやキャ リアメールからLINEといったメッセンジャーアプリに移行していることが伺えます。

1 日の通話時間は27.2パーセントの人が「1分未満」と答え、さらに25.4パーセントが「ほとんど通話をしない」と回答。昔は長電話が多くカケホーダイ といったサービスが生まれましたが、いまは電話で直接会話するより、メールやLINEなどで交流する人の方が圧倒的に多いことが明らかになっています。

イ ンストールしているアプリ数を尋ねる設問では、「11~15個」が17.5パーセントで1位、「16~20個」が16.1パーセントで2位、「6~10 個」が15.9パーセントで3位と続き、平均は約22.3個。51個以上が12.1パーセントもおり、結構インストールしたらそのままで、整理することは あまりしない人も多いようです。


ま た、インストールされているアプリのジャンルについて尋ねたところ、1番多く回答を集めたのは「SNS・コミュニケーション」の71.2パーセント。その 中で利用しているSNS・コミュニケーションアプリを世代ごとに聞くと、全ての世代で「LINE」の利用者が85パーセントを超えるという結果に。また 10代の女性はFacebookよりInstgramのほうが多く50代はTwitterよりFacebookのほうが多いという、世代によってコミュニ ケーションのあり方の違いも見て取れます。

MMD研究所が4月に行なった「スマートフォンアプリに関する調査」や、7月実施の「2015年上半期スマートフォンアプリコンテンツに関する調査」においても、「LINE」利用者が過半数を超える結果が出ています。世代に関わらず利用されている「LINE」は、コミュニケーションツールの核となっていることがうかがえます。