不安を煽って、企画を通す方法

「あなたは3年後に大きな病気になります」と言われたとする。もし、占いが当たって病気になったら「すごい」と言われるし、占いが外れたら「先にわかったから運命を変えられた」となります。
つまり、どちらに転んでも、占い師はソンすることがないのです。言ったもの勝ち。


ポイントは「悲観的な予測は誰にでもできる。」

悪いことが起こらなかった場合に、「予測が外れたじゃないか!」と怒り出す人はいない。だから、占い師に限らず、危機感をあおってお金儲けをする人はたくさんいる。

「この対策がないと御社は生き残れない」
「この資格がないと仕事がなくなる」
「この保険に入らないと大変なことになる」……。
世の中の多くの商売は、この論法で成り立っている。不安を煽れば、相手は思考停止になることが多い。

今のメディアのコロナを語る人たちも全く同じ方法論。まともに考えると、コロナの専門家なんていない。まだ2年しかたってないから。

それを避けるために、自分で考えること。そして、未来に関することはその「専門家」の意見を聞くこと。専門家ではない人の未来予測は、ただの占い。そんなものに、何の価値もない。