音楽業界のビジネスモデルはどうなるの?。

最近、2つの気になるニュースが。

7/20のニュースで「「CD売るの、辞めました」 アイドルグループ「notall」がCDを無料配布」。

なぜCDを無料配布するのか――プロデューサーの十字さんは、「新しい時代の音楽プロモーションに挑戦したい」と話す。「音楽の視聴形態が、ダウンロードや月額配信サービスに移っている。今後10年を考えた時、CDではない売り方をしなくてはならない」と。

海外では廃れた音楽CDが、日本では延命している。その理由の1つが、CD購入者に握手券やグッズなどの特典を配布する、日本独特のビジネスだと言われている。

notallもこれまで、CD購入者に握手券を配るなどのプロモーションを行ってきた。特典欲しさに何枚も買ってくれるファンもいたが、「1人に何枚も買ってもらうのは健全ではない」と、十字さんは考えるようになったという。

今回、CDを無料で配布することで、「CDをむりに買わせるのではなく、自然な形で『欲しい』と思ってもらい、多くの人に聴いてもらえるきっかけにしたい」という。無料配布によってnotallの曲を聴いてくれる人を増やし、ファンが増えれば、ライブの来場者やグッズ販売、有料ダウンロード版の販売も拡大でき、ビジネスも成長させられるという考え方だ。

もう一つは、7/26日のニュースで、「日本コロムビアが上場廃止 1949年上場の老舗。」

最終売買日となった26日の株価は710円。時価総額は約96億円だった。フェイスは2010年に日本コロムビアを持分法適用関連会社とし、16年3月に連結子会社化。音楽市場の環境が厳しさを増す中、資本、事業で一元化し、効率化と競争力向上を図るとして、8月1日付でフェイスが完全子会社化する。

時代は、CDやダウンロードとかの音楽を売ることから、音楽の文化を売る時代になりつつあることだと思う。音楽の文化っていうのは、コンサートであったり、握手会であったり、出演するイベントであったり、プロデュースする何かであったり・・・。普通の温室で普通の音楽を聴くには、Youtubeで十分だと思うのでこれは正しい進化だと思う。がそれで面白いのは、ジャニーズ事務所の動向。いまだにダウンロードすらほとんどやっていない超アナログ会社は、どうやって生き残っていくのだろうか?。これはこれで、どんなてんやわんやがあるのか楽しいと思うのだが。普通にジャニーズの所属タレントのPVをYoutubeで公開すると、年間5~10億円くらいの広告収入にはなると思う。誰か、あそこのおじいちゃんとおばあちゃんに教えてやれよ。聞く耳はないんだろうけどな。